多気町、一般会計102億1700万円 新年度当初予算案、合併後で最大 三重

【当初予算案を発表する久保町長=多気町役場で】

【多気郡】三重県多気町は27日、新年度当初予算案を発表した。一般会計は前年度比3・2%増の102億1728万円。平成18年の合併以来、最大規模となった。

久保行央町長は「防災行政無線、統合保育薗、統合小学校の整備で大きな額になった」と説明した。

歳入は、町税が0・3%増の23億6335万円、地方交付税が14・5%増の26億8千万円、ふるさと納税が前年と同額の6億円を見込む。町債は30%増の16億9460万円。

歳出では、防災行政無線機能強化事業に3億7631万円、統合保育園整備事業に5億452万円。統合小学校整備費に1億5155万円をそれぞれ計上した。

本年度のリニューアルオープンを目指す「ごかつら池ふるさと村どうぶつパーク」への町内子ども特別優待事業・町民先行入園事業補助金に288万円充てた。12歳以下の1350人を2回招待する。

他に新規事業のおたふくかぜ予防接種助成金(75万円)や、米国キャマス市への派遣と台湾からの受け入れの国際交流事業費(1393万円)などを盛り込んだ。