山商、センバツ勝利へ一丸 三重県知事に抱負

【一見知事(中央)を表敬訪問した宇治山田商高野球部の選手ら=県庁で】

3月18日に兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕する、第96回選抜高校野球大会に16年ぶり2度目の出場を果たす三重県立宇治山田商業高校(伊勢市黒瀬町、江﨑徹校長)の関係者が26日、県庁の一見勝之知事を表敬訪問した。

昨年11月の明治神宮大会4強の豊川(愛知)と準決勝で対戦し、接戦の末、逆転負けした同10月の秋季東海地区高校野球大会の成績などが評価されて東海地区代表として出場する。県勢のセンバツ出場は平成31年の第91回大会出場の津田学園(桑名市)以来。

この日は江﨑校長以外に、硬式野球部から村田治樹監督、森山拓磨部長、伊藤大惺主将と泉亮汰、川口悠翔、柴山塁の3人の副主将が来庁。一見知事は「粘り強い戦いをして、良い結果を持ち帰って下さい」と激励した。

初戦の相手は3月8日の組み合わせ抽選会で決まる。伊藤主将は「目の前の試合を勝つことを目標にチーム一丸で戦っていきたい」と抱負。村田監督は「昨年秋から1戦ごとに力をつけてきた。甲子園でも子供たちの力をちゃんと出せるようにしたい」と話した。