全国公募写真入選作など310点 四日市で日本光画会「中部展」 三重

【見応えのある作品が並ぶ会場=四日市市安島の市文化会館で】

【四日市】全国のプロ・アマ写真家で組織する日本光画会の中部支部(櫻木茂男支部長)は22日、三重県四日市市安島の市文化会館で、全国公募写真入選作品展「第58回光展」の「中部展」を開いた。応募総数1013点から入選作197点と、無鑑査作品合わせて310点を展示している。25日まで。

初出展の星野邦隆さん(67)は、薄く積もった駐車場の雪に残る濃淡のタイヤ痕を立体的に表現した日本現代写真家協会賞受賞作「立体交差」を展示。宮原千逸さん(74)は、朝焼けの中、津市伊勢上野駅近くの鉄橋を走る電車のシルエットを捉えた三重県知事賞受賞作「始発の刻」を出品している。

最高賞の日本光画賞、文部科学大臣賞受賞作をはじめ各県知事賞、市長賞など、見応えのある作品が来館者らの目を楽しませている。櫻木支部長(75)は「今回は中部支部の入賞者が多く大変喜んでいる。多彩なジャンルの個性あふれる作品を多くの方々に見ていただきたい」と語った。