地域再生大賞で優秀賞 NPO法人愛伝舎、外国人住民をサポート 三重・四日市

【表彰状と記念盾を手に受賞を喜ぶ(左から)前田さん、坂本理事長、矢田さん=四日市市河原田町で】

【四日市】地方新聞46紙と共同通信が、地域に活気を与える団体やプロジェクトを表彰する「第14回地域再生大賞」の優秀賞に、三重県内北中勢地域を中心に多文化共生社会の実現に向けて取り組むNPO法人愛伝舎(坂本久海子理事長)が選ばれた。

同法人は平成17年に設立。電話通訳や生活適応セミナーを通じた外国人住民のサポートのほか、教育や就労支援にも取り組み、自立を後押しする活動を進める。

これまでの取り組みが「全国もモデルとなる」と評価を受け、今回の受賞につながった。

20日、四日市市河原田町の同法人事務所で表彰式があり、坂本理事長(62)のほか、メンバーの前田恵里さん(51)、矢田郁美さん(33)が出席。伊勢新聞社の佐飛宏尚営業部長が3人に賞状と記念盾を手渡した。

受賞を受け、坂本理事長は「地域再生の分野で活動が認められたことはうれしい。地域の担い手として外国人が活躍することは地域にとっても重要なことなので、今後も積極的に取り組んでいく」と話した。