アカモク活用、シャンプーに 志摩地中海村が販売 三重

【志摩産アカモクエキスを配合したオリジナルシャンプーを紹介するスタッフ=志摩市浜島町の志摩地中海村で】

【志摩】三重県志摩市浜島町のリゾート宿泊施設「志摩地中海村」は、施設内のセレクトショップとオンラインショップで、志摩産の海藻「アカモク」のエキスを配合したオリジナルシャンプーの販売を始めた。ボトル300ミリリットル1400円、エコパック1000ミリリットル2980円(税込み)。

アカモクは、ホンダワラ科に属する1年生の海藻。刺し網や船のスクリューに絡まるため「じゃまもく」とも呼ばれ、海の厄介者扱いされてきた。しかし近年、フコイダンやミネラル、食物繊維などが豊富なことに注目が集まり、スーパーフードとして全国的に需要が高まっているという。

伊勢志摩では地元の若手漁業者らが中心となり、平成24年ごろからアカモクの漁獲が本格化し、未利用資源だったアカモクの活用が進められている。

アカモクに多く含まれるネバネバ成分「フコイダン」が髪にハリやコシを与え、頭皮や毛髪の健康に有効とされていることや、アカモクの加工場で作業している女性たちが手荒れをしないという点に着目し、同施設でも約5年前に国産のアカモクを使ったオリジナルのシャンプーやコンディショナー、ボディーソープを商品化し、販売していた。

同施設はこれまでもアオサなど市の特産品を使った商品開発・販売に取り組んでいて、今回は地元のアカモクをアップサイクルしようと、志摩市の「伊勢志摩冷凍」や地元の若手漁業者らがアカモクの煮汁から抽出したエキスとともにチョウジオイルなどを使い、シャンプーをリニューアルした。

施設内の「スパ・アルハンブラ」でも提供し、利用者から「髪がしっとりする」と好評を得ているという。今後は既存のコンディショナーやボディーソープも志摩産アカモクエキスを使ってリニューアルし、ハンドクリームなど新商品も開発していく予定。

ショップチーフの立橋美穂さんは「志摩産のアカモクをアップサイクルした商品なので、ぜひ使ってもらいたい」と話していた。

問い合わせは志摩地中海村=電話0599(52)1226=へ。