集めたキャップ7839個 度会小3年生、再資源化へ引き渡し 三重

【児童からペットボトルのキャップを受け取った中村町長(左)=度会町役場で(同町提供)】

【度会郡】三重県の度会町が推進するごみの減量化・再資源化に向けた取り組みの一環として、度会小学校の3年生が集めたペットボトルのキャップ計7839個の引き渡し式がこのほど、度会町役場であった。

町は本年度、3年生を対象に「資源ごみ分別マイスター養成講座」を開催。児童らはごみの分別やリサイクルの大切さを楽しみながら学び、講座修了後に町から認定証が交付された。

マイスターには、町の清掃活動への参加などミッションをクリアするとランクアップできる制度があり、その中に「ペットボトルのキャップを100個集める」という項目があった。児童らは認定証交付後からミッションに取り組み、約40人が家庭などで集めたキャップを学校に持ち寄ってまとめた。

引き渡し式では、3年の延木亘君と山本乗慈君が袋に入ったキャップを中村忠彦町長に手渡した。

中村町長は「マイスターに認定されてから約2カ月でこれだけの数を集めてもらい心から感謝している。これからもこの活動を家庭や地域で広めてほしい」と述べた。延木君は「これからも続けていきたい」、山本君は「分別することが大切なことだと分かった。度会町を良くするために頑張りたい」と話していた。

町によると、回収されたキャップはリサイクル業者に引き渡され、リサイクル資源として販売された売り上げ金額の一部が発展途上国向けのワクチン購入費用に役立てられるという。