熊本地震被害など撮影 津でMAPS作品展、高校生の作も 三重

【県内作家や愛好家の写真が並ぶ会場=津市西丸之内の津リージョンプラザ3階で】

【津】三重県内の写真家や愛好家らでつくる「県芸術写真作家協会(MAPS)」(奥田純一代表)は14日、津市西丸之内の津リージョンプラザ3階で第2回作品展を開いた。30―80代の会員62人と、県内高校生31人の作品計93作品を展示している。18日まで。入場無料。

同協会は県内写真界の次世代育成を目的に所属会派を超えた人らで一昨年設立。今展は1月の県高校写真連盟新人コンテストの佳作作品を招待展示した。

白装束の列が夫婦岩からの日の出を待つ「夏至祭禊ぎ」や家族がこたつでくつろぐ「婆ちゃんちは暖かい」など風景や人物などが並ぶ。作品「平成28年度熊本地震震度7」は、倒壊した家屋、地割れや地滑り、「危険」と貼られた扉など作者が故郷熊本で撮影した60枚で構成している。

会長の山口政宣さん(75)=桑名市長島町=は「皆好きなジャンルを精いっぱい撮っている。高校生の作品はものすごく斬新で参考になる。若い人に見に来てもらい話し合う機会があるといい」と述べた。