談合疑い入札取りやめ 松阪の県道修繕工事 三重

談合の疑いが払拭できないとして、三重県は6日、松阪市内で予定していた公共工事の入札を取りやめた。事前に寄せられた通報の内容と入札結果が一致したため。改めて入札を実施する方針。

県によると、取りやめたのは、県道蓮峡(はちすきょう)線(松阪市飯高町)の斜面を修繕する工事の入札。予定価格は約2億7300万円。総合評価方式の一般競争入札で先月29日に開札した。

一方、入札参加者の名前や入札率が、事前に匿名で県に寄せられた情報と一致した。匿名の情報は「一者入札」を予告。「入札に参加した社長が数社に協力を要請した」と通報した。

この結果を受け、松阪建設事務所は入札に参加した一者と、入札参加資格のある7者に聞き取りを実施したが、全ての業者が談合を否定した。県は今回の調査結果を県警に提供する。

県土整備部の建設業課は「一者入札」となった理由について「業者にとって入札の時期が悪かったとしか考えられない」と説明。「複数者が参加できる手だてを考えたい」としている。