ニュージーランドチームと連携協定 女子ラグビーのパールズ、選手交流へ

【ユニホームを交換したパールズの中岡代表理事(右から2人目)とチーフス・マナワのサイモンCEO=四日市市十七軒町のパールズクラブハウスで】

三重県四日市市拠点の女子ラグビーチーム、PEARLS(パールズ)がニュージーランドの女子チーム「チーフス・マナワ」と連携協定を結ぶことになり、同市十七軒町のクラブハウスで6日、パールズの中岡昭彦代表理事、チーフス・マナワのサイモン・グラフィスCEOらが調印式をに出席した。

女子ワールドカップ6度の優勝を誇るニュージーランドの国内リーグ「スーパーラグビー・アウピキ」加盟チームとスタッフ、選手らの相互交流を行ったりクラブ運営について情報を共有する。女子ラグビーの世界最高峰とされる「スーパーラグビー・アウピキ」のチームと日本の女子チームの連携協定締結は初。

チーフス・マナワのクリスタル・カウアヘッドコーチが以前パールズのHCを務めていた縁もあり実現した。男子チームと女子チームを保有するチームス・マナワにとっても女子チームが海外のチームと同様の協定を結ぶのは初めてで、日本の女子大会の運営などに関心を寄せているという。

パールズからは、15人制代表の齊藤聖奈選手が1月末からチーフス・マナワに合流している。齋藤久ゼネラルマネジャーは「三重から世界へを目標に掲げるパールズにとってこの上ないチャンス。両クラブの交流を通じて世界の女子ラグビーの価値向上、競技レベルの向上にも寄与できれば」と話した。