映画などDVD寄贈 リケンテクノス三重工場、亀山市立図書館に

【目録を持つ櫻井市長(左)と感謝状を持つ常盤社長=亀山市御幸町の市立図書館で】

【亀山】リケンテクノス(東京都千代田区・常盤和明社長)の三重工場(亀山市菅内町)は6日、同工場操業50周年を記念し、亀山市立図書館に、視聴覚資料としてDVD85本を寄贈した。

同市御幸町の同館で寄贈式があり、常盤社長から櫻井義之市長に目録が、櫻井市長から常盤社長に感謝状が手渡された。

【DVD85本が並ぶ「リケンテクノスコーナー」=亀山市御幸町の市立図書館で】

「となりのトトロ」や「千と千尋の神隠し」などジブリ作品や、「ライオン・キング」、「くまのプーさん」などディズニー作品のほか、鉄道に関する「列車紀行」などのDVDは同館2階に、リケンテクノスコーナーを設けて、視聴覚ブースで視聴できる。貸出しはしないという。

常盤社長は「亀山の地で操業して50年。タイやアメリカなど海外8工場のマザー工場としてコンパウンド関連や食品ラップなどを製造している。今後も、亀山に貢献し、市民と共に発展していく」と話した。

櫻井市長は「世の中が変遷する中、半世紀にわたる三重工場の事業展開に心から敬意を表します」とし、「このたび寄贈していただいた『DVD』は、子どもから大人まで幅広い世代の読書活動の推進に役立てます」と礼を述べた。

同社は、昭和26年に「理研ビニール工業」として創立。同48年に亀山で三重工場を操業。平成13年、現在の社名「リケンテクノス」に変更した。同社は平成4年、本社創立40周年を記念し、市に市立図書館の図書購入費として100万円を寄付している。