能登半島地震で210万円義援金 津の専修寺、お七夜で募金活動 三重

【一見知事(右)に義援金の目録を手渡す増田宗務総長=県庁で】

三重県津市一身田町の真宗高田派本山専修寺は5日、能登半島地震の義援金として、210万円を県に預けた。県は日本赤十字社と中央共同募金会を通じ、石川など4県の被災者に送る。

専修寺によると、先月9日から同16日まで開いた親鸞聖人をしのぶ報恩講「お七夜」で募金箱を設け、参拝者から義援金を募った。期間中は、全国から約7万人が訪れたという。

この日、増田修誠宗務総長が県庁を訪れ、一見勝之知事に目録を手渡した。増田宗務総長は「寄せられた温かい支援で、少しでも被災地の皆さんに明るくなってもらいたい」と述べた。

一見知事は「親鸞聖人の教えを皆さんで実践されている」と評価。「寄せられた浄財は被災者にとって大きな励みになると思う。しっかり受け取り、被災地に送る」と語った。