未来の亀山を考える 高校生と市民、SDGs見据え意見交換 三重

【SDGsの観点から未来の亀山について意見を出し合う参加者ら=亀山市御幸町の市立図書館で】

【亀山】三重県亀山市は4日、同市御幸町の市立図書館で、「みんなで話そう『ミライのかめやま』」と題して、SDGs(持続可能な開発目標)ワークショップを開いた。同ワークショップは、昨年に続き2回目。

SDGsに関心のある市民や県立亀山高校の1―3年生9人ら計25人が参加した。

ワークショップは参加者が6班に分れ、会議などをスムーズに進行する役割を担う亀山ファシリテーターズの市民9人が進行役となり、SDGsを見据えた今後の亀山市の未来について意見を出し合った。

参加者からは、「豊かな自然を残してほしい」「災害に強いまち」「伝統産業の保護」などさまざまな意見が出た。同高校フレンドリークラブ1年生の川辺八菜さん(16)は「生まれ育った亀山に、将来も住み続けたい」と話していた。

市政策推進課職員は、「この日の意見を参考に、2030年に向けた、持続可能なまちづくりに反映したい」と参加者らの意見をまとめていた。市は現在、市民団体と協働で外来種駆除活動や工場排水の水質検査、下水道未普及地域での公共下水道の整備などSDGsに取り組んでいる。