“うんとこしょ”ダイコン収穫 津の畑で家族連れら体験 三重

【ダイコンを収穫する参加者ら=津市須ヶ瀬町で】

【津】クラギ(三重県松阪市川井町、竹内秀樹社長)が運営する「農家の産直市場みのり久居店」は4日、津市須ヶ瀬町の畑でダイコンの収穫体験を開催し、市内を中心に家族連れら約30人が参加した。

同体験は「つくる人と食べる人をつなぐ架け橋となる」ことを理念とし、地域密着を掲げるみのりが農家と協力して行うもので、3回の開催。

参加者らは、畑の所有者である須ヶ瀬町の農家佐藤三郎さんの説明を受けた後、昨年10月に植えられた甘味大根を収穫。大きく実ったダイコンが地面から引き上げられると、参加者らから歓声が上がった。

津市内から家族と参加した中森遥暖(はのん)さん(5つ)は「楽しかった。ダイコンを食べるのが楽しみ」と感想。佐藤さんは「大根おろしにしたり、サラダに使ってもらうとおいしい」と笑顔で話した。

みのり久居店の奥山直樹店長は「食べるだけでなく、野菜がどんな風にできているかを知っていただけたら嬉しい。フードロスの抑制などにつながることで、持続可能な社会の実現の一助となれば」と期待した。