ハンド練習に“鬼乱入” 亀山、児童らと節分楽しむ 三重

【突然現れた鬼に戸惑う児童ら=亀山市西丸町の市立亀山中学校体育館で】

【亀山】赤鬼や青鬼に扮装(ふんそう)した、小学校の同級生の北村伸一さんと柳原純さんら三重県亀山市在住の青年有志ら四人のグループ「オニーサンズ」は節分の日の3日夜、同市西丸町の市立亀山中学校体育館で練習に励む、亀山ハンドボールスクールを訪れ、同スクール生の小学3―6年生計25人と節分の日を楽しんだ。

北村さんらは毎年、節分を楽しんでほしいと市内の幼稚園や保育園、学童クラブのほか、個人の家を回っている。

同スクールに突然金棒を持ち現れた鬼に子どもらは、逃げ惑いながらも、記念写真を撮ったり、腰にタオルを挟んでタオル取りゲームを楽しんだ。小学4年生の鳥居奏汰君(10)は「鬼にびっくりした。でも、皆優しい鬼で、ゲームで遊んで楽しかった」と話していた。

北村さんは「古くから伝わる日本の風習「節分」を忘れないよう、来年もどこかに出没します」と次の場所に向かった。

一方、同グループは、「能登半島地震」の被災者らへの義援金を募り2月2日現在、集まった3万1098円を市を通じ、被災地へ届けるという。