ごみ減量・再資源化へ 「推進宣言の店」に9カ所指定 三重・度会町

【中村町長(右)からシンボリックデザインプレートを受け取った世古会長=度会町棚橋の町商工会で(同町提供)】

【度会郡】三重県の度会町はこのほど、ごみの減量化・再資源化に取り組む店舗や事業所、組合など計9カ所を「度会町ごみの減量化・再資源化推進宣言の店」に指定した。

同町は昨年7月に同宣言を行い、9月には海洋ごみの回収や発生抑制に取り組む環境省の「ローカル・ブルー・オーシャン・ビジョン推進事業」の実施自治体に選ばれ、さまざまな取り組みを進めている。

今回は町や町民、事業所らが一体となり、ごみ排出量削減を図ることが目的。町が参加を呼びかけ、賛同した同町商工会▽JA伊勢度会支店▽内城田郵便局▽度会小川郷郵便局▽一之瀬郵便局▽度会中川郵便局▽いせしま森林組合▽グッディ度会店▽ウエルシア度会葛原店―を同宣言の店に指定した。

今後は同宣言のシンボリックデザインプレートを店頭など人目につく場所に掲示し、資源物の回収、簡易包装、使い捨て容器・製品の使用削減、再生製品の使用と販売など、各自が指定を受けた際に掲げた推進事項を実施していくという。

同町棚橋の商工会を訪れた中村忠彦町長から、指定証や同プレートを受け取った世古武弘会長は「ごみを削減し、資源を大事にするというこの取り組みを、商工会に加盟する事業所へ広げていきたい」と話した。

町は引き続き、同宣言の店を募集しており、担当者は「今後も指定した宣言の店を主軸として取り組みを進め、海ごみを内陸部から減らしていきたい」と意欲を見せていた。