新大関に福もらう 椿大神社、豆まき神事に4千人 三重・鈴鹿

【威勢良く福豆をまく琴ノ若関ら=鈴鹿市山本町の椿大神社で】

【鈴鹿】大相撲初場所で準優勝し、大関に昇進した琴ノ若関と父の佐渡ケ嶽親方(元琴ノ若)を特別追儺(ついな)役に迎え、鈴鹿市山本町の椿大神社(山本行恭宮司)で3日、「節分祭・豆まき神事」があった。県内外から厄よけ招福を願う参拝者約4千人が訪れた。

豆をまく追儺役には、神男と全国各地から集まった年男、年女、厄年男女約70人が参加した。

天と地に向かって2本の矢を射て一切の厄をはらう「弓の神事」の後、山本宮司の「福は内、鬼は外」の第一声で豆まきが始まった。

猿田彦面を着けた神男・星野司さん=同市大久保町=らが、獅子堂前2カ所に設置した特設舞台から福豆10万袋、福扇500本、福銭、紅白餅などを威勢よくまいた。

境内は参拝者らで埋め尽くされ、新大関から福を授かろうと舞台に向かって「琴ノ若おめでとう」「大関!」と声をかけながら競って手を伸ばしていた。