大谷選手からグローブ届く 鈴鹿の明生小児童らキャッチボール 三重

【大谷選手から寄贈されたグローブをうれしそうに見る児童ら=鈴鹿市大池2丁目の市立明生小学校で】

【鈴鹿】大リーグの大谷翔平選手が「子どもたちに野球を楽しんでほしい」との思いを込めて、全国の小学校に寄贈したグローブが三重県の鈴鹿市にも届き、同市大池2丁目の市立明生小学校(小林信吾校長、277人)で30日、6年生44人がキャッチボールを楽しんだ。

市には16日に30校分のジュニアグローブのほか、「野球しようぜ!」と呼びかける大谷選手の手紙が到着。25日までに、各校へ右利き用2個、左利き用1個の計3個と手紙の配布を完了した。

同校では学年ごとにお披露目を計画しており、今回が初披露。東岡泰教諭が児童らの前で大谷選手からの手紙を読み上げると、子どもたちから拍手が沸き起こった。

その後、児童は2人1組で1分半ずつ交代し、届いたグローブを使って全員の前でキャッチボールを披露した。

体育の授業でキャッチボールは初めて。子どもたちは「やってみると楽しい」と笑顔を見せていた。

初めてキャッチボールをしたという大道康介さん(11)は「大谷選手は家族で応援しているのでグローブが使えてうれしかった」、ソフト部に入っているという山下晃大さん(11)は「キャッチボールは得意。グローブは柔らかくて使い心地が良かった」とそれぞれ話した。