ふるさと三重文化賞に角谷氏、前田氏、錦氏 津で表彰式

【(左から)岩間理事長、「三十三ふるさと三重文化賞」受賞の角谷氏、前田氏、錦氏ら=津市一身田上津部田の県総合文化会館で】

【津】三重県の文化向上に貢献した人物や団体の功績をたたえる「第35回ふるさと三重文化賞」表彰式が28日、津市一身田上津部田の県文化会館中ホールであり、陶芸家の角谷英明氏(78)=名張市黒田=、俳句作家の前田典子氏(83)=伊勢市大倉町=、作曲家の錦かよ子氏(74)=津市垂水=の3人を表彰した。

三十三銀行などを母体とする三十三ふるさと文化財団(理事長・岩間弘三十三銀行会長)が主催。表彰式で岩間理事長は「3人はそれぞれの分野で長年大きな功績がある。文化の発展は地域の活力の源」とあいさつし、3人に表彰状を贈った。

3氏は受賞を喜び、今後について「使って楽しい身近な器を作りたい」(角谷氏)、「俳句を通じて五感を磨いていきたい」(前田氏)、「若い感性を失わなず小さくてもぴかっと光る作品を作りたい」とそれぞれ述べた。

同財団は旧第三相互銀行が普通銀行に転換したことを記念に平成2年に設立。同賞の贈呈と定期コンサートの開催、奨学金の支給を行っている。

表彰式後には同財団定期コンサートとして「杉山清貴・中西圭三ジョイントコンサート」があった。