心を照らす書220点 書家近藤さんと門下生作品展 三重・四日市

【門下生の作品を紹介する近藤さん(右)=四日市市安島の市文化会館で】

【四日市】鈴鹿市白子の書の教室「美文字cafeうみ教室」と市内3カ所の「光明書院書道教室」を主宰する書家近藤秋香さん(53)は26日、四日市市安島の市文化会館で、第4回「心を照らす書作展」を開いた。近藤さんと4教室の門下生約120人の掛け軸や額装、パネル作品など220点余を展示している。28日まで。

南宋の儒学者朱熹の漢詩を行書体でしたためた掛け軸、仏教詩人・坂村真民の詩「花」をつづった半紙額などが並ぶ。また、幼児から中3までの子ども門下生たちの書き初め作品や、子どもと大人それぞれが好きな1文字を書いてつないだ「一字書」作品も展示している。

近藤さんは、行書体で表現した「空海句」など3点を出展。「楽しく書くことを大切にと指導しています。幼児から高齢者までの多様な作品を味わっていただきたい」と語った。