節分前に「福桝」準備 伊勢の二見興玉神社

【「福桝」の準備を進める舞女たち=伊勢市二見町江の二見興玉神社で】

【伊勢】2月3日の節分祭を前に、三重県伊勢市二見町江の二見興玉神社で、参拝者に授与する縁起物「福桝(ます)」の準備が最盛期を迎えている。

福桝は、17センチ四方の木製の一升桝。側面に二見浦の夫婦岩や赤鬼、「家運隆昌 商売繁盛」の文字が、底面にはお多福が描かれている。

社務所では舞女(ぶじょ)たちが、枡に今年の干支の「甲辰(きのえたつ)」の印を押し、豆と厄よけのお札を詰め、一つ一つ丁寧に包装していた。節分までに1500個が用意され、境内で授与されるほか、希望者には発送も受け付けている。一個5000円。

作業していた舞女の柳谷実優さん(22)は「皆さまに福が来るよう、心を込めています」と話していた。

節分祭は、2月3日午後2時から。祭典終了後、4年ぶりに豆まき行事が行われる。

問い合わせは同神社=電話0596(43)2020=へ。