送迎車両購入費を助成 丸紅基金、津・どんぐりの会に200万円 三重

【斉藤副支社長(左端)から贈呈書を受け取る利用者と池田理事長(右端)=津市戸木町のどんぐりの会で】

【津】総合商社丸紅を運営母体とする丸紅基金の本年度の社会福祉助成金贈呈式が23日、三重県津市戸木町の「どんぐりの会」(池田芙美理事長)であり、就労継続支援B型事業所の送迎車両購入費用として200万円を助成した。

同基金は昭和49年に設立。同社と役員、社員、OBの寄付を財源に社会福祉施設などに毎年総額約1億円を助成している。

同施設は現在、隣接する広域型学童保育の車両を借りて利用者を送迎しており、使える時間に限りがあることから専用車両の購入費用を申請。全国1049件の応募から66件、県内では20件のうちの2件に選ばれた。

贈呈式では同社中部支社副支社長の斉藤務氏(57)が「これまでに2896件、49億5千万円の寄付をしており毎年続けられたことは我々の誇り。最大限ご活用いただきたい」とあいさつし、池田理事長(43)に贈呈書を手渡した。

池田理事長は水産業を取り入れた同事業所の取り組みなどを説明し「(専用車両の導入で)これまで受け入れられなかった希望者にもたくさん利用してもらえる」と謝辞した。

送迎用車両は同基金のロゴが入った14人乗りのハイエースで4月に納車予定という。