「ちょこボラ」で意見交換 亀山市と22地区まち協が交流会 三重

【「ちょこボラ」について意見を出し合う参加者ら=亀山市若山町の市社会福祉センターで】

【亀山】三重県の亀山市と、市地域まちづくり協議会連絡会議、市社会福祉協議会は20日、同市若山町の市社会福祉センターで、「あったらいいな! こんなちょこボラ」をテーマに「地域まちづくり協議会交流会」を開いた。

市内22地区まちづくり協議会の会長18人と役員37人のほか、市職員関係者ら計70人が参加した。

「ちょこボラ」とは、ちょこっとボランティアの名称。地域住民同士が支え合い、ごみ出しや草刈りなど日常生活の困りごとを地域で解決し、助け合う活動。市内22地区まちづくり協議会のうち、昼生、井田川北、坂下、城北の4地区が「ちょこボラ」を実施している。

市市民文化部の辻村俊孝部長は「各地区のまちづくり協議会の皆さんが、意見交換や情報共有することで、地域にあったまちづくりを推進するための交流会にしてください」とあいさつした。

交流会では、会議などをスムーズに進行する役割を担う亀山ファシリテーターズの市民八人が進行役となり、住民同士が支え合う取り組み「ちょこボラ」について意見交換した。参加者からは、「一人暮らしの高齢者の話し相手」や「室内の電球交換」、「犬の散歩を」などさまざまな意見が出た。

また、「地域の暮らしは地域で助け合う『共助』の意識を持つことで、『ちょこボラ』が各地区で立ち上がることに期待したい」との意見もあった。