155万円不正出金の職員停職 松阪市が懲戒処分、追突事故の職員は減給 三重

【松阪】三重県の松阪市は19日、職員親睦会費から不正出金していた建設部職員男性(27)を停職6カ月、追突事故を起こした健康福祉部課長補佐級男性(58)を減給10分の1(1カ月)の懲戒処分にしたと発表した。

建設部職員は高校の同窓生職員でつくる親睦会に所属し、令和元年9月24日から同5年7月7日の間、会計担当幹事として預金通帳から39回にわたり155万7千円を不正に出金し、パチンコなどに使用していた。令和元年度の幹事終了後の同2年4月からも、会計を引き継がず通帳を持ち、同様に出金していた。同会には57人が入っている。領収書などはなく、出金額のうち同会運営経費以外の私的使用額は不明。

職員は「膨れ上がって戻すタイミングを失った。会員に説明がつきにくくなった」と弁明しているという。

健康福祉部職員は令和5年5月5日午後2時20分ごろ、同市小津町の国道23号小津交差点で伊勢方面へ乗用車を運転中、信号待ちの車に追突し、軽自動車2台を巻き込む玉突き事故を起こした。3人に対して3カ月以上の治療を要するけがを負わせた。