交通事故で戒告 松阪広域消防 分隊長の男性

【松阪】三重県の松阪地区広域消防組合は16日、交通事故を起こした松阪南消防署警防分隊長男性(26)を戒告処分にしたと発表した。処分は15日付。

男性は8月2日午前7時40分ごろ、普通乗用車で通勤途中、松阪市嬉野野田町で信号のない交差点を直進する際、一時停止せず時速約30キロで進入し、左から進行してきた30代女性の軽自動車の右側後部と衝突した。女性に約20日間の治療を要する頸椎(けいつい)捻挫などを負わせた。10月19日に過失運転致傷で罰金15万円の刑事処分を受けた。

松本芳昭消防長は「消防職員による相次ぐ不祥事の発生、官民をあげて交通安全の取り組みを進めている中、おわびする」と陳謝した。