「創業カレッジ」受講生が卒業 三重県信用保証協会「夢をつかんで」とエール

【稲垣会長(右)から卒業証書を受け取る受講生=津市桜橋で】

三重県信用保証協会(稲垣清文会長)は13日、津市桜橋の同協会で「創業カレッジ」の卒業式を開き、受講生3人が稲垣会長から卒業証書を受け取った。

同カレッジは、県内で創業を検討している人や、創業後間もない人を対象に、経営に必要な知識を身につけてもらおうと令和元年度から始まり、5回目。今回は昨年10月から5回の授業があり、同協会創業アドバイザーで中小企業診断士の横山博昭氏が、マーケティングや財務会計など、創業や経営に必要な知識を伝えた。

卒業式の前には、受講生による創業計画の発表があり、飲食店やサロンなどおのおのが事業内容や収支計画を示した。

式では、看板犬をモデルにしたオリジナルクレープを移動販売するキッチンカー事業を始める「ファンタジア」(津市)代表の橋本美伸さん(36)が、卒業生を代表してあいさつ。「数字を出して具体的に考えることができていなかったので、本当にいい機会だった。皆さんの耳に入るような店になれるよう頑張っていきたい」と語った。

県信用保証協会の稲垣会長は、「卒業がゴールではなく、本番はこれから。計画や行動力を磨いてしっかり夢をつかんでほしい」とエールを送った。