「まちを伸ばしていく」 松阪市長が年頭会見 三重

【今年の漢字として「伸」を掲げる竹上市長=松阪市役所で】

【松阪】三重県の竹上真人松阪市長は9日、市役所で年頭の記者会見に臨み、今年の漢字として「伸」を掲げた。「昨年の市長選の公約を実現する年。まちを伸ばしていく」と抱負を語った。

竹上市長は「育てる、まもる、のばすが市長選の公約。子ども医療費を高校卒業まで所得に関係なく無料化する」と述べ、「伸ばすに力点を置いていきたい。コロナが収まる中で観光、人の行き来、新しい産業がどんどん始まってくる一年。市の良さを発信していければ」と語った。

1市4町の合併20周年に向け、「20周年記念事業について募集をかける。提案をいただき、アイデアを具現化する」と話した。

能登半島地震の被災地に向け「できる限りの支援をしていく」と述べた。被災建築物応急危険度判定士2人(10―14日)と、避難所運営へ防災対策課職員2人(11―15日)を派遣する。松阪地区広域消防組合からは緊急消防援助隊21人(10日から約5日間)を派遣する。