「感謝忘れず、社会貢献」 伊勢「20歳のつどい」で誓い

【友人らと記念撮影する「20歳のつどい」の参加者たち=伊勢市のシンフォニアテクノロジー響ホール伊勢で】

【伊勢】三重県伊勢市の「20歳のつどい(成人式)」が7日、同市岩渕のシンフォニアテクノロジー響ホール伊勢で開かれ、本年度に20歳を迎える若者らが節目を祝った。

対象者1087人のうち984人が参加。コロナ禍で前年まで実施していた3部入れ替え制から、4年ぶりに通常の形式に戻り、華やかな振り袖やスーツに身を包んだ若者たちが一堂に式に臨んだ。

【晴れ着に身を包んだ「20歳のつどい」の参加者たち=伊勢市のシンフォニアテクノロジー響ホール伊勢で】

式典の冒頭、能登半島地震の犠牲者に黙とうがささげられた。続いて、あいさつに立った鈴木健一市長は「激動の時代。周りの人に感謝の思いを伝え、夢や目標に向かって、苦しいことがあっても前を向いて努力してほしい」と祝辞を述べた。

参加者代表の野中ありあさんは「伊勢で育ったことを誇りに思い、感謝の気持ちを忘れず、社会に貢献できる社会人になる」と誓いを述べた。

式後、参加者らは記念撮影するなど、旧友たちとの再会を喜び合っていた。三重大学2年の尾上柊さん(20)は「精神的に成長したい。将来、教え子たちに慕われる教員になりたい」、皇學館大学2年の西川来未さん(20)は「懐かしい友人と会えてうれしい。たくさんの人に寄り添える大人になりたい」と話していた。