死亡父親名義の年金を不正受給 容疑の女を再逮捕、三重県警鈴鹿署

【鈴鹿】父親の遺体を自宅に放置していたとして女が逮捕された事件で、父親名義の年金などを不正に受給したとして、三重県警鈴鹿署は4日、詐欺の疑いで、鈴鹿市十宮四丁目、無職岡野裕美容疑者(39)を再逮捕した。

逮捕容疑は昨年8月ごろ、同居する父親の輝美さん=当時(71)=が亡くなったが死亡届を出さず、同年9月支給の老齢厚生年金や年金生活者支援給付金など計約13万4千円を輝美さんの口座に振り込ませた疑い。

同署によると、岡野容疑者は輝美さんの口座から現金を引き出し、生活費などに充てていたという。岡野容疑者は先月14日に死体遺棄容疑で逮捕されていた。容疑を認めている。