厳しい局面に臨む「即応の年」 亀山市長が年始のあいさつ 三重

【年頭のあいさつをする櫻井市長(右端)=亀山市役所で】

【亀山】三重県亀山市の櫻井義之市長は仕事始めの4日、市役所で幹部職員らに年頭のあいさつで、「新年度の行政経営スローガンを『即応の年』と位置付け、かってない厳しい局面に臨み、強い意思で乗り越える」と述べた。

森美和子市議会議長や中原博教育長、平松敏幸消防長のほか、課長級以上の市職員ら計53人が出席した。

櫻井市長は、「新年早々、能登半島地震の発生により、時間の経過とともに厳しい被災状況が伝わり驚愕(きょうがく)している」とし、「即応の年」に向け、三つのことを述べた。

「一つは、平時からの危機管理意識と自助・共助・公助の備えを見直す「レジリエンス」の向上を、二つ目は、人と人がつながり、まちが輝き、暮らしが輝く『緑の健都』への実現に重視する。三つ目は、エネルギー価格、物価の動向は高水準で推移しており、市民生活、地域経済への影響に向け、『行財政改革』の断行は、避けては通れない」と語った。

また、「5万人市民の希望と信頼につなげられるよう、オール市役所一人一人の『明日へのチカラ』を結集しようではありませんか」と訓示した。

同日、県土整備部の要請により、能登半島地震の被災地での被災建築物応急危険度判定のため、市職員一人を派遣したことを報告した。