エネルギーや環境問題学ぶ 桑名の学童保育所で中電講座

【手回し発電機を使った実験に取り組む児童ら=桑名市松ノ木の「大山田南学童保育所 日の本クラブ」で】

【桑名】三重県桑名市松ノ木の「大山田南学童保育所 日の本クラブ」で27日、中部電力による出前講座があった。同学童を利用する3―6年生の17人が、エネルギーや環境問題について知識を深めた。

学童保育所を運営する社会福祉法人「日の本福祉会」(四日市市松原町)が、理科を学ぶことへの興味や関心を高めようと、中部電力パワーグリッド三重支社に協力を依頼し、開いた。中電が運営する「でんきの科学館」(名古屋市)のスタッフ、竹本理紗さんが講師を務めた。

児童たちはクイズを通して、日本が世界で五番目にエネルギーを使っている消費大国であることを知った。水力、火力、原子力発電のそれぞれの仕組みやメリット、デメリットなども教わった。手回し発電機を使った実験にも挑戦。自分たちで発電した電気を使って豆電球を点灯させた。

竹本さんはエネルギー源となる石油や石炭などの化石燃料には限りがあることを伝え、「普段の生活の中でもテレビを見ていないときは消すなどして、節電を心がけてほしい」と話した。

参加した児童の1人は「今のまま使っていたら、いつか資源がなくなってしまう。これからは電気を大切に使おうと思う」と話した。