川越高・いなべ総合が合同書道展 三重・四日市

【展示作品を鑑賞する生徒ら=四日市市安島の市文化会館で】

【四日市】川越町の三重県立川越高校といなべ市員弁町の県立いなべ総合学園高校は26日、四日市市安島の市文化会館で、第10回「合同書道展」を開いた。27日まで。

両校の書道部、書道選択生合わせて445人の、楷、行、草、隷、篆(てん)書体の掛け軸や額装、篆刻作品など約500点を展示している。

本年度全国高校総合文化祭書道部門の特選入賞作に選ばれた、仮名文字の額装「臨石山切(いしやまぎれ)伊勢集」をはじめ、書道部員3人がしたためた縦1・5メートル、横6メートルの共同作品「水止鏡明」、生徒6人による縦3メートル、横6メートルのパフォーマンス作品「栄光の架橋(かけはし)」などと、基礎・応用・実用書道など多彩な授業作品が並んでいる。

また、10回記念として「三重の石碑」にスポットを当て、津市・偕楽公園にある伊勢新聞社創業者松本宗一顕彰碑の拓本など12点も同時展示している。

川越高校書道部顧問の中川成人教諭(52)は「10回記念展、両校の交流がますます深まれば喜ばしいです」と語った。