マグロ大漁12㌧水揚げ 尾鷲「第11良栄丸」が帰港 三重

【水揚げされたマグロの競り=尾鷲魚市場で】

【尾鷲】三重県尾鷲市港町の尾鷲魚市場で25日早朝、近海マグロはえ縄船からビンチョウマグロやメバチマグロ、キハダマグロなど約12トンが水揚げされた。

水揚げしたのは同市の水産加工会社尾鷲物産の「第11良栄丸」。尾鷲から南方に約783キロ離れた近海漁場付近を操業する9日間の航海から戻った。第11良栄丸の水揚げは本年最後となる。

水揚げされたマグロは年末商戦に向けた買い付けで賑わう市場内に並べられ、仲買人による競りが行われた。今後は県内及び東海地方を中心に順次出荷され、一部商品はMSC(海洋管理協議会)によって認証を受けた「海のエコラベル」が貼られた製品としてスーパーを中心に販売される。

また、同社直売店「尾鷲お魚市場おとと」では即売会や水揚げしたてのマグロ料理の振る舞いがあり、同社直営レストラン「イサバヤ」でもカジキステーキの提供が行われた。

担当者は「本年最後の水揚げはビンチョウマグロ650尾を中心に、メバチ・キハダ・カジキマグロなど合わせて730尾の大漁となった。年末年始に鮮度の高いマグロをぜひ食べてほしい」と話した。