鈴鹿の学校再編計画が決定 市長「よりよい教育環境を提供」 三重

【天栄中学校区における学校再編計画の決定について説明する末松市長=鈴鹿市役所で】

【鈴鹿】児童数減少に伴う鈴鹿市立天栄中学校区の学校再編について、三重県鈴鹿市の末松則子市長は25日の定例記者会見で、計画通りの内容で決定したと発表した。同再編計画は27日に市教委ホームページで公表する。

市は今後、計画に沿って令和8年度の3小学校統合を経て、令和14年度に4小学校と1中学校を統合した小中一貫の「義務教育学校」開校を目指す。

再編計画素案は、これまでに出された意見を踏まえ、さらなる情報発信に向けた取り組みなどを追加修正し、今月18日の教育委員会定例会、19日の行政経営会議で審議し、いずれも承認された。

末松市長は「よりよい教育環境を提供していくことが、子どもたち一人一人の可能性を広げていき、市の豊かな未来と地域活性化にもつながるとの思いからこのたびの結論に至った」と説明し、「この再編計画を実行して良かったと思っていただけるように進めていく」と述べた。

年明けの1月5日には地域の自治会長を対象に再編計画説明会を開き、末松市長も出席する。