四日市・橋北中3年生の自画像紹介 卒業生の山内さん、桑名で企画展 三重

【生徒が手がけた作品を見ながら話す山内さん(左)と内村校長=桑名市南寺町のギャラリー寺町で】

【桑名】三重県四日市市立橋北中学校(内村信彦校長)の3年生25人が手がけた自画像を紹介する作品展が24日、桑名市南寺町のギャラリー寺町で始まった。27日まで。

作品展は、同中の卒業生で洋画家の山内大介さん(42)=愛知県蟹江町=が企画した。山内さんは10月に特別授業の講師として、母校で3日間にわたってワークショップを開いた。展示したのは、そのときに生徒たちが仕上げた作品で、アクリル絵の具で小さなキャンバスに自画像を描いている。山内さんと担任の西尾亜利紗教諭も出品し、計27点を並べている。

生徒たちにとっても、キャンバスに描くのは初めての体験だった。完成した作品を見た山内さんは「学校の授業だけで終わらせるのは惜しい。一つの展覧会として作品を発表したい」と学校側に提案し、今回実現した。

中には、抽象画や一見バラの花のようにみえる作品もある。山内さんは「中学生の今しか描けない絵だと思う。一人でも多くの人に、作品を見に会場に足を運んでほしい」と呼びかけた。