スポーツ通じ地域活性化など連携 ヴィアティン三重と津田学園が協定

【連携協定締結式に出席した津田理事長(左から3人目)、後藤社長(同4人目)ら=桑名市野田五丁目で】

【桑名】三重県内でサッカー、バレーボールなどのクラブチームを運営する総合型スポーツクラブ「ヴィアティン三重ファミリークラブ」(桑名市和泉、後藤大介社長)は20日、学校法人津田学園(四日市市笹川、津田浩二理事長)と連携協定を結んだ。スポーツを通じた活力ある地域社会の形成・発展や地域スポーツの振興・人材育成など地域貢献への寄与が目的。

津田学園は、幼稚園、小・中・高校、スポーツクラブなどを県内で運営している。

連携事項は、①スポーツを通じた地域活性化②スポーツを通じた人材育成や交流③スポーツ振興や健康増進④練習会場の提供に伴う部活動の強化―に関することなど。

桑名市野田五丁目の津田学園高校で開かれた協定締結式で後藤社長は「子どもの教育のために活動をスタートし、『子どもたちを笑顔に、地域と共に夢と感動を』を理念に続けてきたが、クラブだけでは限界がある。距離の近い、地域の学校法人との協力関係を得て、3世代が笑顔で集う、活気あふれるホームタウンを実現したい」とした上で、「高校年代のチームも発足させる予定で、進学先を支援する必要もあり、選手らと子どもたちの交流、職場体験として運営のお手伝い、試合を吹奏楽部のお披露目の場としてもらうことなどを考えている」と語った。

津田理事長は「遊びを通して学ぶ幼児教育が当法人の原点だが、スポーツの本質も遊びで、目指す方向性に共通点が多いと感じた。トップチームのプレーを身近で見て、憧れの選手と直接交流することは、授業では体験できない貴重な体験」とした上で、「お互いの強みを合わせることでより強くなる。幼稚園でサッカーを始めた子どもが、Jリーグに昇格したヴィアティンを経て、野球でいう大谷翔平選手レベルのサッカー選手となり、世界に羽ばたいていってほしい」と夢を語った。