「鈴鹿の技術」お笑い芸人が体験 PRサポーター「ハイキングウォーキング」

【バーナーでチタンカップの取っ手部分の焼き付け作業を体験するハイキングウォーキングの鈴木さん(左)と松田さん=鈴鹿市国府町のクラフトアルマジロで】

【鈴鹿】鈴鹿PRサポーターを務める吉本興業所属のお笑い芸人「ハイキングウォーキング」の鈴木Q太郎さん(49)と松田洋昌さん(47)が18日、三重県鈴鹿市内の8事業者を訪問したほか、内藤洋副市長と面会した。

平成30年度から継続する市と吉本興業、三十三フィナンシャルグループの3者による包括連携協定の取り組みの一環。市の地域資源を生かした新たな名産品の開発や販路開拓、積極的な情報発信などを通じて「事業者の稼ぐ力の醸成」「市民の地元への愛着心の醸成」「都市イメージの向上」を目指す。

今年度は、東京都の商業施設「ヒカリエ」に自動販売機を1カ月間設置し、市内12事業者の商品を販売した。

この日、2人は今年度の取り組みに参加した事業者を中心に訪問し、各事業者のPRに協力した。

同市国府町の二輪部品などの製造販売業、クラフトアルマジロ(永田健二社長)では、市のふるさと納税返礼品に登録されている二輪のマフラー製造技術を使ったチタンカップに、バーナーで焼き付けて模様を出す作業を体験。従業員から「バーナーを当てる角度や距離感によって色合いが変わる」と説明を受け、松田さんはカップ、鈴木さんは持ち手の部分をそれぞれバーナーで焼き付けて一つの製品を完成させた。

事業者訪問後、同市役所を訪れた2人は、内藤副市長に「鈴鹿はサーキットのイメージがあるが、実際に来てみるとほかにもたくさんの魅力があると感じた」「後継者に若い人が多く、新しいことにチャレンジしている印象だった」と話した。

内藤副市長は「今後もたくさん『鈴鹿』というワードを発信してほしい」と話した。