三重県選手団が知事に成果報告 全国障スポ大会 個人メダル28個、グランドソフト3位

【一見知事に全障スポ大会の成果を報告した三重県選手団の皆さん=県庁で】

10月28日から30日まで鹿児島県で開かれた特別全国障害者スポーツ大会(全障スポ大会)「燃ゆる感動かごしま大会」で3位以上の入賞を果たした三重県選手団の選手、監督らが14日、県庁を訪れ、一見勝之知事に成果を報告した。

県内から9競技に63人の選手が出場した。2021年に開催を予定していた全障スポ大会「三重とこわか大会」に向けた強化の成果も発揮し、個人競技では28個のメダル獲得。視覚障害者の野球「グランドソフトボール」は3位入賞した。

団体競技では、過去全国制覇の実績を持つグランドソフトボールだけでなく、知的障害サッカーも東海北信越ブロック予選を1位通過した。準決勝、3位決定戦で敗れてメダルは逃したが入賞まであと一歩のベスト4と健闘した。

メダルを携えて来庁した選手らはそれぞれ大会の感想を報告。陸上競技の年齢区分1部(39歳以下)障害区分04(片大腿切断、片下肢不完全)100メートルを15秒56で制した白木蒼史さん(16)は目標としてきた三重とこわか大会がコロナ禍で中止になった落胆を乗り越えての初優勝。「周りに恵まれてメダルが取れた」と周囲の支えに感謝していた。