作家30人の正月やXマス作品 服部さんは「ステンシル」 四日市で二つの展覧会 三重

【クリスマスや正月にちなんだ作品が並ぶ会場=四日市市安島の山画廊で】

【四日市】三重県四日市市安島の山画廊で、今年1年を締めくくる二つの展覧会が同時に開催されている。24日まで。18、19の両日は休み。

毎年恒例の「かわいい贈り物&干支(えと)展」の会場には、クリスマスをはじめ、来年の干支「辰(たつ)」や正月にちなんだ絵画、ガラス、陶芸などさまざまなジャンルの作品が展示されている。

県内外の作家約30人が、約150点を出品した。リースと動物が描かれた水彩画や竜をモチーフにした酒盃(しゅはい)、ガラス製の鏡餅などもあり、訪れる人の目を楽しませている。

3年ぶりに開かれた鈴鹿市出身の絵本作家、服部美法さん(55)=名古屋市=の作品展では、水彩画や型を使う「ステンシル」という技法で仕上げた作品など約60点が並ぶ。

【作品を紹介する服部さん(左)】

「あわタツ」と題した作品は、来年の干支にちなみ、湯船の中で泡まみれになった竜を描き、服部さんは「クスッと笑って、心が和んでくれたらうれしい」と話す。平和への願いを込めた作品「みんなの願い」も並ぶ。