男性巡査長を所属長注意 ミニパト事故を申告せず 三重県警

ミニパトカーで通常走行中に起こした事故を申告しなかったとして、三重県警は、警察署勤務の40代男性巡査長を所属長注意とした。処分は12月1日付。

県警警務課によると、巡査長は9月1日午後8時半ごろ、ミニパトカーで通常走行中、三差路を左折する際に車体の助手席側を石にぶつける事故を起こしたが、事故を申告しなかった。

別の署員が翌日、ミニパトカーの傷に気付き発覚。巡査長は「自分のミスを隠したかった」と話したという。巡査長は現場対応に向かっており、警官以外の関係者1人が後部座席に同乗していた。2人にけがはなく、現場の対応に支障はなかったとみられる。

巡査長は「組織に迷惑をかけて申し訳ない。反省している」と話しているといい、県警は「全職員に対して、法令順守などの厳正な規律保持について指導を徹底する」とコメントした。