オスプレイの運用中止を 三重県に共産党県委員会が申し入れ 米軍事故受け

【野呂統括監(手前)にオスプレイの対応を求める大嶽委員長(左)ら=県庁で】

米軍の輸送機「オスプレイ」が鹿児島県の屋久島沖に墜落した事故を受け、共産党三重県委員会は5日、オスプレイの運用中止を防衛省側に要請するよう、県に申し入れた。

大嶽隆司委員長と吉田紋華県議(共産党、1期、津市選出)が防災対策部を訪れ、オスプレイ全機の運用停止や撤去を求める申入書を野呂幸利危機管理統括監に手渡した。

大嶽委員長は、過去に訓練などの一環でオスプレイが県内上空を飛行していると指摘。吉田議員は「本当に危ない。県内の上空で飛ばしてはいけない」と訴えた。

野呂統括監は、委員会から申し入れがあったことを防衛省側に伝えると説明。県内上空でのオスプレイの飛行については「年に数回はあると聞いている」と述べた。