「おでん大根」の収穫最盛期 品質は上々 度会町・三重

【おでん大根を収穫する森本さん=度会町麻加江で(JA伊勢提供)】

三重県度会町で冬の味覚「おでん大根」の収穫が最盛期を迎えている。JA伊勢によると、来年1月中旬頃まで県内市場に約50トンを出荷する見込み。

おでん大根は「YR味づくり」という品種の青首総太り大根。煮崩れしにくく味が染み込みやすいのが特徴で、おでんによく合うことから「おでん大根」と呼ばれている。JA伊勢の管内では、同町や伊勢市などの生産者7軒が約261アールで栽培している。

同町麻加江の森本均さんの畑では、森本さんが育ち具合を見ながら、大根を1本ずつ土の中から引き抜く作業に追われている。

JA伊勢の担当者は「今年度は猛暑の影響と降雨量が少なかったことから、やや生育が遅れ気味だったが品質は上々。これからの季節、おでんや煮物などに最適なのでたくさんの人に味わってほしい」と話していた。