速度落として運転を 四日市の常磐小校区、「ゾーン30プラス」供用 三重

【「ゾーン30プラス」供用開始パレード=四日市市城西町で】

【四日市】三重県の四日市市と四日市南署は4日、同市城西町の常磐小学校で市内初指定となる常磐小学校地区「ゾーン30プラス」の供用開始式と、ゾーン30プラス区域の同校北側市道でパレードを実施した。市長をはじめ、同小校長と教員、全校児童、四日市南地区交通安全協会、自治会関係者ら約680人が参加した。

「ゾーン30プラス」は、生活道路において歩行者等の安全な通行を確保するため、自動車の走行速度を減速させる道路の構造。路面を滑らかに盛り上げて、30キロメートル以上の速度で走行する車両の運転手に不快感を与え、車両の通行部分を局所的に狭くして速度を抑制する仕組み。人優先の安全・安心な通行空間の整備を図っている。

同小体育館での供用開始式で、森智広市長は「皆さんの安全を守るためのゾーン30プラス、ルールを守って登下校してください」、藤井淳夫署長は「設置に際して多くの方々のご理解に感謝します」と、それぞれあいさつをした。同小児童代表による交通安全宣言と、署長、市長、校長らによるテープカットがあった。

【「ゾーン30プラス」供用開始式のテープカット=四日市市城西町の常磐小体育館で】

式典後、同校北側の市道約200メートルを警察広報車、白バイ、パトカーの先導で市長、署長、自治会関係者、児童代表ら30人がパレードをした。市のマスコットキャラクター「こにゅうどうくん」と同署の広報犬「豆助」も参加してパレードを盛り上げた。