4日から発掘調査現場を公開 明和町の斎宮歴史博物館 三重

【多気郡】斎宮歴史博物館は4日から、三重県明和町竹川の史跡斎宮跡第205次(2区)発掘調査現場を公開する。斎王宮殿域の西脇殿の発見が期待される。

発掘調査現場を気軽に見学できるように公開する。現場は同館南約500メートルの近鉄線路北側。奈良時代の斎王宮殿域と推定している、堀立柱塀で囲まれた方形区画を発掘している。本年度上半期に実施した1区から正殿が見つかった。2区は1区の西隣に当たる。

同館調査研究課の川部浩司さんは「古代史ファンに限らず全国的に注目を集めたところ。歴史ロマンを体感してみませんか」と呼びかけている。

期間は来年3月1日までの月火木金曜。12月25日―1月8日は休業。時間は午前9時―正午、午後1―4時。問い合わせは同課=電話0596(52)3800=へ。