児童が植えた自然薯収穫 亀山の加太小、サツマイモも 三重

【サツマイモを収穫する児童ら=亀山加太北在家の休耕畑で】

【亀山】三重県の亀山市立加太小学校(武内早奈美校長)の児童らは30日、同市加太北在家の休耕畑(約80平方メートル)で、児童らが今年4月に植え付けした自然薯(じねんじょ)と、5月につる植えしたサツマイモの収穫をした。

食育に関する総合学習の一環。地元住民らの協力で毎年、実施している。

栽培に協力した松本勇造さん(80)と中川孝義さん(75)は「今年はサルやシカ被害に遭ったが、皆さんが植え付けした自然薯とサツマイモが土の中で大きく育っているか楽しみに収穫してください」とあいさつした。

1、2、5年生計22人はサツマイモを、6年生4人は自然薯を手で丁寧に掘り起こした。1年生の佐藤歩君(6つ)は「大きなサツマイモが採れて楽しかった」、6年生女児らは「とろろ汁にして食べます」、「母に渡して調理してもらいます」とそれぞれが話した。

【収穫した自然薯を持つ6年生ら=亀山市加太北在家の休耕畑で】

武内校長は「今年も地域の人らの協力のおかげで、児童らにとってよい体験をすることができ感謝しています」と見守っていた。