あけぼの学園高の存続を 住民ら県教委に約1万人署名提出 三重

【福永教育長(右)に署名を手渡す亀井会長=県庁で】

三重県立あけぼの学園高(伊賀市川東)の存続が危ぶまれているとして、卒業生やPTA、近隣住民らでつくる「地域支援協議会」が27日、同校の存続を求める1万1569人の署名を県教委に提出した。

署名は同校について「美容やフード、情報、福祉などの分野で幾多の人材を輩出してきた。統廃合は未来ある子どもたちの可能性を狭め、伊賀地域の教育や活性化に悪影響を及ぼしかねない」としている。

県教委が昨年3月に示した「県立高校活性化計画」で、1学年3学級以下の高校は「統合の協議もする」との方針を表明したことを受けて提出。同校の生徒は5月時点で222人。全学年で2学級となっている。

この日、協議会の亀井安之会長らが県庁を訪れ、福永和伸教育長に署名を手渡した。協議会のメンバーらは「署名の重みを受け止めてほしい」「地域には公立の小規模校が絶対に必要」などと訴えた。

福永教育長は、伊賀地域の高校のあり方を検討する「活性化推進協議会」が令和7年度にもまとめる意見を踏まえて対応を検討すると説明。「統廃合ありきではない。ご意見は受け止める」と述べた。

県教委によると、同校は県立伊賀高を前身として、平成10年度に現在の校名となった。美容服飾、製菓調理、情報教養、健康福祉の各系列からなる総合学科を設置。県内の県立学校では唯一、美容の系列がある。