「第40回三重旺玄展」始まる 県立美術館県民ギャラリーで

【旺玄会三重支部の作品が並ぶ会場=津市大谷町の県立美術館県民ギャラリーで】

【津】公募美術団体「旺玄会」三重支部(支部会員20人)の「第40回三重旺玄展」が25日、津市大谷町の三重県立美術館県民ギャラリーで始まった。会員18人が5月の本部展に出品した油彩やアクリルなどの絵画27点を展示している。29日まで。入場無料。

同支部は昭和58年に設立し40―80代の同団体会員や出品者らが研さんを積む。本部展出品作を紹介する同展は県立美術館の開館と同時に第1回展を開き40回を迎えた。

浮きや漁網と空き缶などを描いた「宝の山」、女性が窓の外を見つめる「想」、さまざまな色を使った抽象「心で歩く―四季を行く」などがある。

奥山かず子支部長(73)=津市高茶屋=は「先輩からつないでいただき40回を迎えられた。作品はそれぞれだが世の中の情勢や取り巻く状況がおのずと出てくる」と話した。