上げ馬神事批判はがき届く 桑名市民2人に、三重県が注意喚起

三重県は18日、県庁からの郵送と装って多度大社(桑名市)の上げ馬神事(県無形民俗文化財)を批判するはがきが桑名市の住民2人に届いたと発表した。「県は郵送していない」とし、注意を呼びかけている。

県によると、はがきには神事の関係者とみられる約10人の顔写真を印刷。神事の参加者を中傷したような言葉が書かれていたという。差出人として、県庁の住所と共に「医療保険部・食品安全課」と記載していた。

県は17日、住民から連絡を受けて把握。県警に相談した。医療保健部食品安全課は「業務が妨害された場合は告訴も検討する。不確かな情報の拡散や関係者への誹謗(ひぼう)中傷は慎んでほしい」としている。