高齢者の職場環境考える 四日市でセミナー、人事労務担当者ら参加

【高齢者にとっての働きやすい職場づくりについて話す高原さん=四日市市安島の市文化会館で】

【四日市】生涯現役社会の実現に向けて、高齢者にとって働きやすい職場づくりや働き方などについて考える「高齢者雇用セミナー」が18日、三重県四日市市安島の市文化会館であり、県内の企業の人事労務担当者ら約40人が参加した。

独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構三重支部などが主催。三重働き方改革推進支援センター登録専門家の高原祥子さんが「人生100年時代の働きがいのある職場づくり」をテーマに講演。

作業場所の明るさの確保や通路の段差解消、勤務形態や勤務時間の工夫など、環境改善の具体的な事例を挙げ、「誰もが安心して働くことのできる職場環境をつくることが安定した人材確保にもつながり、経営戦略として重要である」と説いた。

続いて高齢者を雇用する志摩市の建設会社「石吉組」の社員が、自社や鳥羽市で運営する介護付き有料老人ホームでの取り組みなどを紹介した。