三重は天皇杯15位 鹿児島国体が閉幕、リレー県勢準優勝

【成・少年男子共通400メートルリレーで2位となり、喜ぶ三重=白波スタジアム】

鹿児島県内で開かれてきた特別国民体育大会「燃ゆる感動かごしま国体」は17日、11日間の本会期を終えて閉幕した。新型コロナウイルスの影響で、当初開催を予定していた令和2年から延期されたため、大会に回数をつけない「特別国体」として行われた。コロナ禍で令和3年の国民体育大会「三重とこわか国体」の開催を断念している本県は天皇杯(男女総合)成績が15位、皇后杯(女子)成績が14位だった。

本県が獲得した天皇杯総合得点は1274・5点。昨年の栃木国体での天皇杯順位(12位)、得点(1325・5点)には及ばなかったが、4種目で優勝を果たした重量挙げ、2種目で優勝者を出した陸上などの個人競技に加え、三重とこわか国体での優勝を目指して誕生したバレーボール、ラグビー、バスケットボールなどの社会人チームの活躍で団体競技でも上位に食い込み、歴代4位の得点を挙げた。

男女総合優勝(天皇杯獲得)は2474・5点の東京で2年連続17度目。2位は2161・25点の鹿児島で、前回の栃木国体で2位だった栃木に続いて、国体の開催県が2大会連続で天皇杯を逃した。

【成・少年男子共通400メートルリレーで2位となった三重。第3走者・上山からバトンを受け走り出す最終走者・木田(右)=白波スタジアムで】

特別国民体育大会「燃ゆる感動かごしま国体」は最終日の17日、鹿児島市の白波スタジアムで陸上競技があり、県勢は杭州アジア大会男子200メートル金メダルの上山紘輝(住友電工、宇治山田商高出)らが出場した成年少年男子共通400メートルリレーで準優勝した。決勝タイムは39秒42。優勝は東京五輪代表デーデー・ブルーノ(セイコー)らを擁する長野で、記録は39秒29だった。