絵画グループ「新美会」作品展始まる 津・三重画廊

【新美会の作品が並ぶ会場=津市中央の三重画廊で】

【津】三重県津市を拠点に活動する絵画グループ「新美会」(会員12人)の第46回作品展が12日、同市中央の三重画廊で始まった。70―80代の男女会員とOBら計16人の作品28点を展示している。15日まで。

画家の故森谷重夫氏が始めた人物画のデッサン会を引き継ぎ月2回市内で開催。津市の伊藤清和さん(71)が月1回講師を務めている。

黒いスカート姿で腰掛ける女性やあごに手を置き思案する女性など油彩の人物画のほか、ランプと果実の静物画や心象風景の小品などがある。

高校時代から森谷氏に師事したという駒田春子さん(82)は「同じ人物を描いても雰囲気が違う。いろいろな個性があるところが見どころ」と話す。

毎回1人の出品者に焦点を当てるミニ個展ではOBの中川正博さん(86)の「バラが咲いた」「楽園」など9点を展示している。